5分で見たくなるプラスティック・メモリーズ感想

※この記事は所要5分程度で概要とストーリー、ネタバレ感想を語る感想記事です。ネタバレを回避したい方はネタバレのバナー前までお読みいただき、作品を視聴した後に続きをご覧いただければ幸いです。(○分で本編が見たくなるシリーズにしたい)

概要
アンドロイドが実用化された近未来。大学受験に失敗した水柿ツカサは親のコネでアンドロイド「ギフティア」を製造・管理する世界的大企業「SAI社」に就職する。
ツカサは「ギフティア」の寿命である、81,920時間(約9年4ヶ月)を迎える寸前のギフティアを回収する部署「ターミナルサービス課」に配属される。
そして彼には感情をめったに出さないクールなギフティア「アイラ」がパートナーとして組まれた。ふたりは仕事を通してお互いを思いやるようになるが、実はアイラ自身も寿命が迫っていたのだった。
たった一度きりの時間から紡がれる「心と記憶」の恋愛の物語。(Wikipediaより引用)

アニメ全13話。ナギの一番好きな回はやはり最終の13話。私の中での感動系アニメでは1位(2020年9月現在)になっておりますので、見てない方はぜひご覧になって頂きたいと思います。
視聴した(できる)サブスク:U-NEXT(2020年9月)
ストーリー・あらすじ
ギフティアには81,920時間(約9年4ヶ月)という寿命があるため、本作はこれを常に頭に入れた状態で視聴する事になる。
早い人で1話、遅い人でも2話の後半にはアイラの寿命が残り短い事に気づかされるので、最初からほぼ決まった結末に向けて物語が展開される。
ツカサとアイラの業務であるギフティアの回収はすんなり済む場合もあるが、家族として一緒に生活していたギフティアを手放すのを拒絶される事も多く、それを説得するのも仕事である。
ギフティアは期限までに回収出来ないと制御できない状態となり、ワンダラーという、いわば暴走状態になる事があります。
ギフティアは車くらいなら持ち上げる腕力を有しているのでこれが暴走するとどうなるかは想像すればわかる通り、場合によっては武力で制圧しなくてはならなくなります。
またギフティア自体はOSを入れ替えれば(記憶等をリセットする)機体自体はそのまま使えるようでこれを希望する顧客も一定数いる。
回収業務で家族やパートナーを失う葛藤を感じながら、アイラはこの仕事が「想い出を引き裂く事」だと表現し、自身も残りの寿命が迫る中、ツカサとどう向き合っていくかに苦悩する。

ネタバレ感想

本作のストーリーはツカサがアイラに一目惚れをし、ギフティアであるアイラの残り時間が2000時間しかない状態から始まります。
視聴者は残された83日間がどう描かれていくかを見る事になります。途中記憶を消しても戻る事があるのか、記憶を移植できないかといったような事を模索しますが、
やはりそういう奇跡みたいな事が起きないのが機械で出来ているアンドロイドなわけです。そこがリアルっぽいなと思います。
ギフティアを回収するツカサとアイラのコンビの周辺を取り巻くサブキャラクターとの関わりはしっかり描かれているが、サブキャラクター単体での個別回はないのでこの2人の物語にフォーカスされます。
となると、ツカサの恋愛感情をアイラがいかに受け入れていくかという物語が展開していくのがとても切なく、やり場のない気持ちになっていきます。
ツカサ自身は6話でアイラの寿命を知りますが、それを受け入れパートナーを継続します。

徐々にツカサの想いに突き動かされていくアイラは、ツカサだけではなく職場の皆とも打ち解けていくのですが、時間が経てば経つほど寿命が短くなっていくので、見ている方としてはそれを手放しで喜べない状態になっていきます。
ツカサはアイラに告白をしますが、アイラは自身の寿命を考えて一旦は拒絶しますが、カヅキと回収に訪れた先で「好きな人と一緒に過ごすのが、一番嬉しいものなので」と自身の気持ちを再確認した事で、ツカサに逆告白をします。
晴れてカップルになった2人ですが、残された時間をどう過ごすのか。寿命関係なく普段通り過ごして行こうと決めた2人にサブキャラクター達がハラハラさせられるのも、リアルに描かれているなと思いました。
現実でも特別な日に本人は普段通りに過ごしていても特別視してるのは周りの人だったりするので。
周りが特別な事をさせようといろいろお世話を焼いてくれるのが本当にリアルで、そういう部分が没入感を与えてくれるんだと思います。
この物語はハッピーエンドなのにハッピーエンドではないような感覚にさせられるのもどこかリアルなんですよね。人は生きていれば思うようにいかない事ばかりなので。
ツカサとアイラは最後の回収を終えるとお疲れ様会をするのですが、その帰りにツカサはいつも回収時にアイラが何を囁いているかを訪ねます。
「大切な人といつかまた巡り会えますように」
最終話の観覧車でツカサがアイラにこれを言うシーンで何度見ても泣いてしまいます。
これは現実の世界でも生きていれば別れはやってきますし、精一杯生きて行こうと思える作品です。
ちなみに当ブログドメインのメモリーズの部分はこの作品の影響も受けています。あなたも大切な作品と巡り会えますように!

(2020年10月3日追記)
アニメ版を見たら小説版も読んでみてください。アニメ版の補完する5作、どれも素晴らしいです。

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