千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻紹介感想

千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻感想

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※この記事はあらすじ、全体の感想・ネタバレ感想を語る感想記事です。ネタバレを回避したい方はネタバレのバナー前までお読みいただき、作品を読破した後に続きをご覧いただければ幸いです。

ストーリー・あらすじ

「君」にさよならを。

6月の進路相談会で顔を合わせて以来、俺と明日姉は学校でも会うようになった。

まるでデートのように出かけることも増え、俺は嬉しい反面……どこか切なさにも似た感情を抱えていた。
それがひどく身勝手なものだということも理解しながら。

明日姉は、東京にいく。物語を「編む」人になるために。
俺は、笑顔でこの人を送り出せるだろうか――。

大人気“リア充側”青春ラブコメ、第3幕。
遠い夏の日。君とまた会えますように。(Amazonより引用)

全体感想
西野 明日風こと明日姉の回です。河原で出会った、ミステリアスで不思議な気持ちにさせてくれる女性。それが明日姉である。
1つ年上の明日風は当然先に卒業するし、学年が違うのだから同じクラスになることもない。
千歳朔にも進路を考える時期がやってくるが、1年先輩の明日姉はまだ進学先を決めかねていた。
今回は主人公千歳朔が西野明日風の夢をどう受け止め導くのか。今回も彼は正面からぶつかっていきます。明かされる過去も必見です。

ネタバレ感想

まず最初に私は柊夕湖が好きである(またです)

さて、今回は謎の女性というかミステリアスな西野明日風のメイン回となっております。
進路を決めかねている2人がデートや相談を重ねるうちに過去が徐々に明かされていきます。
昔2人で過ごした数日間……初恋。憧れていた明日姉は、実は朔に憧れていたこと。
すべてを理解した時に私に恋人がいなければ間違いなく恋に落ちていると思います。
私なら翌年追っかけて東京に行くレベルですよ。サブキャラだと思っていた女の子がメインヒロインだった件ですよ。
それくらいインパクトが強すぎました。傑作です。ラノベですかこれ。となりました。

さてそんな恋愛事情もありますが、進路のお話がメインです。夢と現実をどう天秤にかけるのか。
私も経験がありますが、親が決めた進路と自分の夢を考える時に置かれている現実との葛藤。
さらには学校からの推薦先までが全部違ったわけです。うちの親は言っても聞かなかったし、これからはITの時代だと譲りませんでした。
さて、朔と明日姉は親の反対を押し切って東京に下見旅行に出かけるのですが、もうこうなると止まらないですよね。
夢をどうやって実現させ得るのかを考え、親を説得し納得させるという事だけです。他人が親の前に出てきて「失敗したらどうするんだ責任取れるのか」と言われるのもごもっともです。
自分の人生なんだから自分で責任をとるしかない。だから自分で決めるしかない。その覚悟が出来たならそこを応援するのが朔という人間性なんだろうなぁと思います。
最終的に2度とこの2人が恋愛関係になる事はないんだろうなという切なさ、初恋を成就させる事の難しさも感じました。
普通のラノベだったら最終回でもおかしくない出来なので読了後の余韻が半端ないです。
また次巻以降になるでしょうが、野球部との因縁という伏線も見え始めており、千歳朔がどうやって今の千歳朔になったのかも徐々に明かされていくでしょう。

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