三角の距離は限りないゼロ 紹介感想

三角の距離は限りないゼロ 紹介感想

※この記事は所要5分程度であらすじ、全体の感想・ネタバレ感想を語る紹介感想記事です。ネタバレを回避したい方はネタバレのバナー前までお読みいただき、作品を読破した後に続きをご覧いただければ幸いです。

ストーリー・あらすじ

僕と「彼女たち」の不思議で歪な三角関係。その距離はどこまでも限りなく、ゼロに近づいていく――。

人前で「偽りの自分」を演じてしまう僕。そんな僕が恋したのは、どんなときも自分を貫く物静かな転校生、水瀬秋玻だった。けれど、彼女の中にはもう一人――優しくてどこか抜けた少女、水瀬春珂がいた。
一人の中にいる二人……多重人格の「秋玻」と「春珂」。彼女たちの秘密を知るとき、僕らの関係は不思議にねじれて――これは僕と彼女と彼女が紡ぐ、三角関係恋物語。(Amazonより引用)

全体感想
多重人格で1人で2人分の人格を共有する「秋玻」と「春珂」
トラウマを抱え周りの人に受け入れてもらうためにキャラを演じる矢野との恋愛物語です。
一定時間が過ぎると2人は入れ替わってしまうのだが、矢野が好きなのは秋玻なので春珂の気持ちには答えられないのだが……

ネタバレ感想

冷静で超然としていて感情の読みにくい秋玻と、何をやるのも一生懸命でおっちょこちょいな春珂。
人格が統合されると春珂は消えてしまう。
恋人としての矢野と友達としての矢野。三角関係の恋愛だが人間としては2人なわけでそこに苦悩したり葛藤する。

そこに矢野のトラウマも絡んでくるのだが、そこを乗り越えた先に見えたのは、
春珂は人格が消えてしまっても時々思い出して寂しがってくれると良いと思っていたり、秋玻は自分のせいで春珂という存在に悩んでいるといった1人の人間に存在している2人。
こういうお話で定番なのは今のはどっち(の人格)なんだ?という展開ですが、もちろん終盤にありますし、それが次巻への布石にもなっています。
一番印象に残っているのは私の体は秋玻でもあるという春珂からのキスの申し出。
自分を通して秋玻を感じ取って欲しいと申し出るのだが、たぶんこの時には春珂は恋に落ちていてそれを理由に矢野と関係性をもちたかったんだろうと思う。そういう気持ちではなかったとしても無意識下にはそういう想いがあっての発言かなと思います。

おっちょこちょいでまっすぐな分そういう気持ちはストレートで清々しいし、それが矢野を今後悩ませる事にもなるはずだが、それは次巻以降のお話。この文章を書いているときに既に5巻まで出ていまして、私は1巻がどこまでだったかなぁとkindleのパラパラページをめくりながらこれを書いております。
この作品はかなり好きな部類でして、非常にオススメしたい一作になっております。
一番困るのはきちんとアウトプットをしていなかったので、どこがどこまでだったか、他の作品に似た展開があると、あれ?どっちの作品だったっけとなるので、ここはそういうのを防ぐ為の記録しておく場所でもあります。

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