劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 感想

※この記事は概要説明とネタバレ感想とに別れております。ネタバレを回避したい方はネタバレのバナー前までお読みいただき、作品を視聴した後に続きをご覧いただければ幸いです。

ストーリー・あらすじと概要

4年間にわたる東西南北による大陸戦争が終結。その戦場で「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、激化する戦場で両腕を失い、自在に動く義手を付けることを余儀なくされる。

退院したヴァイオレットは、ホッジンズの下で、自動手記人形としてC.H郵便社で働きはじめる。ヴァイオレットには、かつて戦場で誰よりも大切な人・ギルベルト少佐がいた。最後に聞かされた「愛してる」という言葉が理解できなかった彼女は、仕事と日常を通じて人と触れ合いながら、その言葉の意味を探していく。(Wikipediaより引用)

アニメ13話+Extra Episode、劇場版外伝までの前作と本作の劇場版で構成される。基本的には1話完結型だが、ヴァイオレットの心境の変化や成長を描いているため、全作を視聴する事をオススメしたい。
Netflix独占(2020年9月現在)となっているため、前作を視聴する場合はNetflixで視聴する事になります。

ナギの一番好きな回は5話「人を結ぶ手紙を書くのか?」

ネタバレ感想

公開初日の初回と2回目分の2回連続で見てきました。
私が見に行った映画館は旗艦館ではなかったですが、ほぼ満席という感じでした。翌日に舞台挨拶もある新宿ピカデリーさんでは初日から完売だったようです。

本作、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、アニメ版10話で母から亡くなった後も手紙をもらい続けていた彼女の孫がヴァイオレットの足跡(そくせき)をたどるパートと、ヴァイオレット自身の物語が進展していくパートで構成されています。
劇場で見ている時、こうきましたか~と少し驚きながら見ていました。
ヴァイオレットはドールとして成長し、海への祝詞を書く大役を任されるようになっていた。
戦争が終了し、世界が変わっていく中でヴァイオレットの境遇は変化したが、ギルベルト少佐への想いは置き去りにされたままになっていて、
私はここにすごく共感を覚えてしまった私は学生時代に恋人を事故で亡くしているので、心の整理が追いつかなかった時代をヴァイオレットに重ねて涙しました。

CH郵便社のホッジンズとカトレアは、ヴァイオレットのほぼお父さんとお母さんと化していたし、【子を想う親】ってこんな感じなんだろうと思いました。

ディートフリート大佐(ギルベルトの兄)とヴァイオレットの仲も戦争が終結してわだかまりが少なくなったように見えたが、単純に弟を失ったディートフリートと、最愛の人を失ったヴァイオレットのお互いの感傷からの同情も感じられたからだと思う。

戦争が終了し経済や文化の発展を示す描写が多く、時代が大きく動いているのだと実感させられるのが電波塔の建設だろう。
電話が普及し始め、電気による街灯が点く。将来電話が普及すれば手紙を書くドールの仕事はなくなっていくことだろう。

ヴァイオレットは休日も働いていたが、そこにユリスという少年からの電話が入り、本来予約は三ヶ月待ちになっているが、何かを直感したのかヴァイオレットはこれを受託し、彼の元へ向かう。
彼は3度手術を受けたが、回復の見込みがない少年であり、家族への手紙を書いて欲しいという。このパートは私はすごく難しいなと思っていて、しっかり描かないと後半の蛇足になりかねないのですが、見事に消化していたと思います。
家族への手紙を書き終えた後、ユリスは面会を許していない親友のリュカへの謝罪の手紙を追加で書いて欲しいとヴァイオレットにお願いするが、容態が急変し、一命は取り留めたものの、手紙は後日の約束となる。

ベネディクトとホッジンズが残業で宛先不明の手紙を仕分けする事になるが、そこで見覚えのある筆跡を目にする。
確実ではないがギルベルトが生きている可能性がある。それを聞かされたヴァイオレットの気持ちはどんなものだったか。
生きていると信じ続けたとはいえ、人は弱いモノで、何か支えがなければ折れてしまう。ヴァイオレットはその支えを人の想いを代筆し手紙を書く事に得ていたのだろうか。
ホッジンズとヴァイオレットは差し出し先の島へ向かう事になるが、そこは戦争で男を亡くし、子供と老人と女性しか残されていない島だった。
ギルベルトは別人を名乗り子供達の面倒を見ながら力仕事をしたり、運搬機械を整備していた。
訪ねてきたホッジンズにギルベルトは「ヴァイオレットとは会えない」と告げるが……

はたしてヴァイオレットはギルベルト少佐と再会する事ができるのでしょうか?

と、まぁあとは感想に影響を与えないかなと思うので映画館で見てください。としておきます。
美しい映像に目が行きますがキャラクターの表情とか仕草が本当にリアルで、140分という時間も長く感じません。
私が好きだったのは、最後に孫娘が島に到着した際に郵便局員と話すシーンが一番好きでした。

結末がほぼわかっていてこれだけ泣けるのもすごいですし、1回目と2回目では泣ける場所も違っていたり、複数回見て気がつく細かい設定などもあります。
制作進行とは関係ない事で不運にも2度の延期を経て公開されたわけですが、本当に素晴らしい作品です。ぜひ映画館に足を運んで欲しい映画です。
もし時間に余裕があれば複数回見て欲しいですね。あなたも「あいしてる」の意味を探しに行きませんか?

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